サイエンス部(科学部) 2018.08.31

東京大学一日化学体験教室に参加!!

8月24日(金)、東京大学本郷キャンパスの理学部化学研究科で行われた「東京大学一日化学体験教室」にサイエンス部化学班の8名が参加しました。

今後も、このような機会をとらえて、最先端の化学を学び、日々の研究活動に生かしていきたいと思います。

第1部 特別講義「二次元物質の科学」

東京大学大学院理学系研究科 西原寛教授

 

第2部 実験研究実習 「鉄でクロスカップリング反応をしよう」

革新分子技術研究室 中室貴幸 特任助教

以下、参加した部員の感想です。

 

1年男子

東京大学の1日体験化学教室に参加した。最初の講義は『2次元物質の科学』というテーマだった。炭素が全ての次元で変わった性質を持つ物質があることにとても驚いた。0次元はフラーレン、1次元はカーボンナノチューブ、2次元はグラフェン、3次元は黒鉛である。グラフェンが2004年に発見された新しい物質らしい。西原教授が最後に仰っていた「研究は色々な経験や成果から次に進む」という言葉にとても共感した。

「鉄のクロスカップリング反応」は、よくわからなかった。だが、東京大学の設備が凄く充実していることに流石だなと思った。また、大学生の方に丁寧に教えてもらえたので、調べたデータについて理解することができた。とても楽しかった。

 

講義では、グラフェンを使えば今よりずっと高性能のコンピュータが作れることを知り、すごいなと思った。

実験では、結構難しい内容であったが、実験の様子や雰囲気なども分かって楽しかった。特に、約5億円の顕微鏡があることには驚いた。

 

最初の講義のテーマは二次元物質の科学。まず、物質にそれぞれの次元にあって、それぞれ特徴を持っていることを学んだ。

また、実験では、鉄触媒でのクロスクップリング反応。普段使わない実験器具で実験操作をしたので大変だった。内容が難しかったが、良い経験ができた。

 

2年男子

講義を聞き、化学の分野は電気を流すと色が変わる薄い膜が作れるなど、工夫次第で多くのものを創造できる夢のある学問だと感じました。

実験では、データの読み取り方なども教えていただき、考える楽しみも知ることができました。

 

大学の研究と自分たちの研究はやっていることは違うが、液体をできるだけきれいに保つ意識などの、基礎的なことは同じだった。

また、新しい実験のアイディアを他の人の研究から得ることは、自分たちでも見習えることだと思った。

 

今回参加してみて、授業では習わない多くのことを知ることができた。また身近なものに化学が応用されていることを再認識した。大学の実験室には、初めて見る様々な特殊な設備が整っていて驚くものばかりだった。

 

講演はノーベル賞を取ったことを深く知ることができたので良かったです。

実験は普段見ることも出来ないような機械を生で見ることができて、そして作動してる状態を見ることができたのでとても満足しました。その他にも様々なことを見たり体験したりできたので非常に充実した体験をすることができました。

 

3年男子

午前中の講義で聴いた、配位結合を利用して非常に薄いシートを作るという操作は、非常におもしろかった。

午後の実験では、高校では扱わないような実験器具を扱うことが出来て、楽しく、興味がわいた。

 

最初の講義では教授が現在やっている多くの研究は初期からの研究の延長線上にあると聞き、継続していくことの重要性を知った。

実験研究の体験では、普段はしない様々な経験があって失敗することもあったが、自分自身、良い経験をして、成長出来たと思う。

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