インド交流の想い
【校長メッセージ】インド交流の想い
こちらへのメッセージも久しぶりとなりますが、学校の様々な取組や学び、想いなどについて、改めて校長からの「メッセージ」として発信してまいります。
さて、今回はインドとの学校交流についてお話しします。我々は昨年度9月からインドのBLUEBELLS SCHOOL INTERNATIONAL校(以下BBSI)とオンラインで交流して以来、今年度6月にはBBSI25名が来校し、本校でホームステイを実施しました。そして、11月に本校生徒8名がBBSIを訪問してホームステイをしてきました。
では、そもそも「なぜインドとの交流なのか?」それは主に3つあります。
1つ目は、単純にインドという国を知りたかったからです。インドの人口は約14億人で世界一です。また、インドの名目GDP(国内総生産)はここ約20年で大きな成長を遂げ、現在アメリカ、中国、ドイツ、日本に次ぐ世界第5位で、経済的に大変勢いのある国です。地理的には西にアラブ諸国、北東に東南アジアや中国に囲まれています。そこに住んでいる人たちの生活はいったいどのようなものなのか?高校生はどのように生活し、どのような考えを持っているのか?本校の生徒たちに、比較的イメージしにくい国の現状や雰囲気、高校生を知ってほしかったからです。
2つ目は、様々な国を結び付け、理数に関わる活動を一緒にしたいと考えたからです。現在、本校は台湾、オーストラリア、ハワイ、インドネシア、インドとサイエンスを通した交流をしています。様々な国々の生徒が入り混じって理数に関わる活動をすることで、将来、他国の人と仕事で協力しあうための何かしらの準備、そして学びができると考えたからです。また、何より多くの国の人たちが集い、PBLを通して「学びの化学反応」が生まれたら面白いなと思ったからです。
3つ目は、日本にある他の学校があまりやっていないことをやりたかったからです。本校のスクールミッションは「失敗を恐れず、何事にもチャレンジし続ける生徒の育成」を掲げています。学校全体の姿勢として、とにかく未知の何かにチャレンジしたいと考えたからです。今回は思いもかけず、BBSIと交流のあるロシアの高校生とも交流することができ、貴重な経験となりました。
今回、我々はツアーではなく、旅行計画、学校との交流プログラムなどについて、本校SSHの担当教員が独自にBBSIとできる限り綿密に連絡を取りながら準備を進めてきました。全員がすべてのプログラムを終え、様々なことを感じ取ることができ、他の高校生があまり見たことがないような景色を見せてあげられたことに満足しています。次回、インドサイエンス研修の内容に関して、さらにお伝えできればと思います。