SSHインドサイエンス研修に取り組んでいます その4
SSHインドサイエンス研修に取り組んでいます その4
11月9日(土)に最終日を迎えました。フライトまでのわずかの時間、本校生徒はホームステイ先の案内で、市内の歴史的な建造物を観光することができました。
そして、インドの空港でグループ全員が今回のサイエンス研修の振り返りを行いました。翌11月10日(日)に羽田空港に到着して、SSHインドサイエンス研修のすべてを無事に終えることができました。
生徒の振り返りでは、「とにかくいろいろなことにトライしようと思って研修に臨み、その通りによくできた」「インドの人々の熱気や、一方で大気汚染などの環境問題を肌で感じた」「北高で台湾、シンガポール、マレーシアそして今回インドと海外に多く行かせてもらった。科学的にいくつかの共通点や相違点を発見することができた」「科学技術の発展により、自分が恵まれている環境であることに改めて気がついた。今後の様々な学びに活かしていきたい」など、多くの生徒がサイエンス研修を経て生活環境、自然環境、学習環境について、多くを学びとることができました。
教員からは、「みんな異国の地でナイスチャレンジだった。一方でインドの生徒たちはとにかく学びたい、知りたい、伝えたい意欲が大変強いと感じた。みんなもそのような気持ちを忘れずに」「サイエンスに関する事前研修の内容の出来に心配をしていたが、それ以上の成果が出てよかった。また、みんなの成長した様子が見られてうれしかった」「インドの方々に大変親切にしていただいた。今度はインドから日本に来た時に恩返しするという気持ちも大切ではあるが、一段上の概念として、日本やインドにある課題を、みんな一緒になって解決していくような恩返しもあるかと思う」と伝えました。
昨日の「School Innovation Council Festival」のイベントを訪問してくださったインドの外務省の方が「今回は大変素晴らしい機会です。今後も両国の科学に関する発展や生徒の学びを促すために、継続的にオンラインを使いながら実験や観察を行ったり、意見交換を行ったりしていきましょう」とお話しくださいました。インドやロシアの人たちとつながれるよい機会となったことは間違いありません。
今後さらに強いつながりを通して、ともに科学を楽しみながら発展させていく、イノベーションを起こしていく機会となれるよう、ひとつひとつ積み重ね、内容や方法をブラッシュアップしていきます。
最後に、全国的に見てもあまり例を見ない、初めてのインドへのサイエンス研修。生徒たちのやり抜く力、主体的で対話的な深い学びを異国の地でフルに発揮してくれたことに大変感謝しています。ぜひ、今後の進路や生活に活かしてくれることを期待しています。