SSHインドサイエンス研修に取り組んでいます その3
11月7日(木)に3日目を迎えました。この日はホームステイ先のバディと一緒にアーグラに移動し、フィールドワークを行いました。ニューデリーとアーグラの地質や植生を観察し、相違点をインドの生徒たちと意見交換する姿が見られました。また、空気などの環境の違いも感じられる機会となり、我々のグローバルプログラムのテーマである「sky,land,sea」について各国との違いや、インド国内での違いについて考えることができました。その後、近くにある世界遺産のタージマハルにも寄ることができました。タージマハルには、建設当時1630年ごろに、錯視を利用した幾何学模様の数学に関する研究、シンメトリーな建物の建築技術について触れることができ、本校のSTEAMS教育に関わる学びをすることができました。
また、11月8日(金)に4日目を迎えました。この日は「School Innovation Council Festival」というイベントを、大宮北高とBluebells School International校との共同で開催しました。最初にインドの科学者2名によるサイバーセキュリティ、ゲノムに関する基調講演がありました。最先端の科学の知識を学ぶ機会となりました。
次に、生徒たちは7つのアクティビティに分かれて活動しました。それらのプログラムをいくつか紹介します。
一つは生徒各自の課題研究についてプレゼンするプログラムです。インドからはヨガの運動量と運動効率についての発表、本校生徒は学校独自のSTEAMS Timeについて発表しました。
二つはインドの高校生による化学や生物学、物理学の実験演示とプレゼンです。本校の生徒も一緒になって活動しました。
三つは本校の英語のネイティブ教員によるPBLです。内容は、もし仮に人口増加による危機を迎え、月への移住を計画した時にどのようなクリエイティブなアイデアがあるか考え、ポスター発表しようというものです。日本、インド、そしてにBluebells School International校とつながりの深いロシアから高校生6名も参加して、3カ国の高校生によるグループディスカッションとなり、大変面白い活動となりました。
異国の地で、本校生徒たちは他国の生徒と活動しながら、考え方や文化などの違いを乗り越えて、相手を尊重しながらも自分たちの意見を述べていて大変頼もしく感じました。きっと将来、海外の多くの国々の人たちと一緒に仕事をし、イノベーティブに課題解決してくれることを期待しています。余談ですが、当日は在インド日本大使館の方がプログラムを参観しに来られ、大変面白い活動をされていると感心されていました。