自由研究お助け隊活動報告 1年生理数科
7月13日(土)に、さいたま市の小学生を対象に自由研究お助け隊(自由研究サポート)を開催いたしました。
本校の理数科1年生が12チームに分かれ、「小学生が自宅で実施できる自由研究」をテーマとして様々な自由研究モデルを実演・紹介しました。小学生が感じる「なぜ?」に答えるためには、その自由研究で用いられる現象を熟知していないといけません。生徒は、このプログラムを通して、研究することの奥深さを実感することができました。今後行う課題研究では、研究計画を練るところからこの経験を活かしていきたいと思います。
当日や事後アンケートで質問を頂くことがあり、科学的な探究が広がっているのを感じます。一例を紹介いたします。
<質問>
果物や野菜でオルゴールが鳴る実験を見て、果物や野菜に含まれるイオンによって電気が流れると教えてもらいました。電流が流れることによって、イオンは消費されていくものなのでしょうか?そのうち音は流れなくなるのでしょうか?
<回答>
いずれ流れなくなります。電池の仕組みについては中学校理科で学習すると思いますが、果物や野菜でできる電池は「化学電池」と呼ばれ、化学変化によって電気エネルギーを取り出しています。最初の状態から果物や野菜、金属板が変化していくため、徐々に電気エネルギーが取り出せなくなり、電流はやがて流れなくなります。
ご参加いただいた皆さまありがとうございました。
大宮北高校が理数教育を広めるために役立ったのであれば幸いです。
ご家庭で自由研究を楽しみながら素敵な夏休みをお過ごしください。