STEAMS TIME 企業・大学連携
本校では、科学的な探究学習としてSTEAMS TIMEという授業を行っています。
今までも生徒の探究学習を進めるうえで、近隣の小学校や中学校に協力をしていただいたり、大学との共同研究を行ったりとさまざまな連携をしてきました。現在もさまざまな連携を進めているところですが、この度、第2学年で実施しているSTEAMS TIME Ⅱの家庭生活という授業において、新たに企業・大学連携を行うことになりました。
今回は、家庭科を選択している生徒が「漬物」をテーマに研究をしたいと考えており、その研究をサポートしていただける方を探していたところ、近隣で創業200年を越える漬物屋さんに協力していただけることになりました。
協力に手を挙げていただいたのは、「河村屋」というお漬物屋さんで、老舗ながら日本薬科大学とコラボした薬膳漬物などの新たな商品も販売されている企業さんです。本校は以前にも日本薬科大学さんとコラボしたことがありました(アロマオイルをつくりました)ので、本校と河村屋さんと日本薬科大学さんの三者で連携して「漬物」「健康」「食文化」などをキーワードとして研究を行っていくことになりました。
生徒は、漬物の消費量が減っていることをきっかけに、日本の食文化が衰退してしまうことへの危機感を持ち、「漬物をもっと食べてもらうにはどうしたらよいか」をテーマにしています。2グループに分かれ、「高校生が興味を持てば消費は拡大する。高校生に受けそうなフルーツ漬物の開発、健康機能や美容機能を高めた漬物づくりをしたらどうか。」「和食では漬物が付いてくることが多いのはなぜか。洋食に合う漬物を科学的に考えたらどうなるのか。」などを研究しています。
7月12日(金)の授業では、河村屋の染谷社長さんにはお越しいただき、日本薬科大学の都築学長さんをはじめ、教授や事務局の皆さんにはオンラインで参加していただくことができました。様々な意見交換をさせていただき、今後の研究を進めるためのアイデアをたくさんいただきました。さらに深く研究をしていきたいと思います。