埼スタでのマラソン大会
埼スタでのマラソン大会
12月1日(金)にマラソン大会を実施しました。埼玉スタジアム2002をお借りして、生徒全員が参加し、男子10.2km、女子8.2kmを走りました。この長い距離を走るためには準備が必要です。体育の授業では、ある一期間長距離走を行い、準備してきました。走ることが苦手な人にとっては、つらいことかもしれません。ついつい逃げてしまいたい気持ちもあったかもしれません。でも、生徒全員が完走することができました。よくがんばりました。
昔話をします。私は小学生のころ、冬場の早朝に土手の上を父や近所の友達と一緒に走ったり、中学生ではバスケ部に所属し、走ったりすることが多かったので、それほど苦手とはしていませんでした。しかし、中学の部活動を引退し、急激に持久力が低下し、高校での長距離走は下から数えた方が早いほどの順位でした。ですので、体力向上は意識し続けないと低下してしまうことを実感しています。
やはり私を含め、多くの大人の皆さんに同意いただけるのは、体力はあっても困らないことだと思います。なるべく休まず出勤すること、元気に職場の人たちと過ごすこと、なるべく病気をしないで家族を困らせないようにすることなど。何より健康は生きていく上での基礎基本です。ですから、よくある話ですが、あの時もっと走っておけば、体力がついたのにと後悔しています。
ところで、科学的な視点から、『スマホ脳』の著者で、スウェーデン出身の精神科医であるアンダース・ハンセンは、著書『Brain:一流の頭脳』の中で、「脳のために最低30分のウォーキング、最高のコンディションを保つならランニングを週3回、45分以上。ポイントは心拍数を増やすこと」と述べています。また、「創造性において、「環境の変化」より「運動」の方が影響は大きい」と、科学的エビデンスに基づいて述べられています。運動は脳に良い影響を与えているのですね。
話を戻します。マラソン大会で最後までやりきる本校の生徒たちのことを、私は本当に素晴らしいと感じています。脳への良い影響だけでなく、最後までがんばりきる態度が身に付き、自信と達成感につながることと信じています。きっと、受験勉強にも活かされることでしょう。そうはいっても、本校の生徒たち大変お疲れさまでした。