インドとの交流を通して
【校長メッセージ】インドとの交流を通して
9月はインドとの交流を2つ行いました。
1つ目は、9月8日(金)に、本校生徒26名がインドのBLUEBELLS SCHOOL INTERNATIONALの生徒たちとオンラインで交流を行いました。全体でお互いの学校の紹介を行い、その後、ブレークアウトルームでグループに分かれ、自己紹介やお互いの学校への質問、フリートークなどを行いました。当初の全体会では、インドの生徒たちの質問に気持ち的に押されましたが、その後、グループに分かれてから、よりよい意見交換ができたようで、インドの同世代の生徒たちと交流できたことは、生徒たちにとって大きな経験となりました。
そして、2つ目は、9月12日(火)に、インドから8名の先生方が、本校の授業の視察に訪れました。Birla High School、Shri Shikshayatan School、Sushila Birla Girls’schoolの先生方です。まず、先生同士で意見交換を行い、インドの学校紹介のプレゼンをしていただいたのですが、先進的な取組に大変驚きました。例えば、AIやChatGPTを活用した授業、STEAMSなどを取り入れた教育活動など、4、5年前から実践していると伺いました。グローバル社会を念頭に、未来社会を生きていく子どもたちに必要な力を育成していきたいという熱量を、インドの先生方から強く感じました。
その後、本校の授業を見ていただいたのですが、インドの先生方から大変好評をいただきました。インドの学校での授業は、一般的に、教師による一方向的に知識、技能を伝授するものが多いそうです。本校の授業は、教師の説明により生徒が知識や技能をインプットする場面もありますが、一方で、教師が探究的な問いや課題を出して、それに対して時間をかけて生徒たちがディスカッションしたり、まとめた意見を発表したりする場面があります。その後者の場面が多くの教室で行われていることに、インドの先生方は驚いていました。「これは、アメリカやイギリスの大学の授業の手法を意識しているのか」といったような質問もありました。
本校の授業では、生徒たちが「問い」や「気付き」、「深堀り」ができるように、先生方は教材研究を行い、授業を工夫しています。正直、いろいろなことにチャレンジしていて、課題がないわけではないですが、スクールミッションの1つである「失敗を恐れず、何事にもチャレンジし続ける生徒の育成」を掲げている本校では、教職員も日々、チャレンジした取組を実践しております。また、今後とも、海外の方々にも本校の授業を見ていただき、グローバルな視点から本校の授業を見つめなおし続けていきたいと思っております。