SSH Astronomical observation Fieldwork 天体観測実習に新潟県妙高市笹ヶ峰高原に行きました
天体観測フィールドワーク
2022 SSH Astronomical observation Fieldwork
天体観測実習 令和4年10月21日(金)22日(土)1泊2日 新潟県妙高市笹ヶ峰高原
事前研修 天体望遠鏡の扱い方 5月27日㈮・6月24日㈮・7月8日㈮
特別講義(国立天文台 平松先生)/ 月の観測 9月9日㈮
最終チェック 10月11日㈫
夜空を見上げてみませんか?
晩秋の妙高高原、天体望遠鏡で夜空を見上げてみませんか
天体望遠鏡の使い方、色々な場所で月や星を楽しむ方法、夜が待ち遠しくなる星の知識、最新の宇宙科学の話題までみんなで一緒に学びませんか
本校では初めての校外の天体観測です。今回は月齢25.2と月明かりの影響が少なく、オリオン座流星群の観測を目標としました。
2学期中間考査最終日の10月21日(金)13時30分に大宮北高校をバスで出発し新潟県妙高市笹ヶ峰高原に18時10分に到着しました。開講式・夕食後19時30分から持ち込んだ4台の天体望遠鏡を宿舎のグリーンハウス駐車場に設営しました。一切電灯がない暗闇の中、ヘッドライトを頼りに行う設営作業は思いの外時間がかかり、当初の予定を30分過ぎて終了しました。3時間の仮眠を済ませ1時から観測を始めました。予め各自が観測したい星を決めていたのでオリオン座流星群の観測以外にも積極的に行いました。4時20分頃にはISS(国際宇宙ステーション)を観測することができました。夜が明け始めた5時から撤収作業を始め5時30分には宿舎に戻り朝食の時間に間に合うように再び仮眠しました。
朝食後8時30分から標高1300mの笹ヶ峰高原の植生観察を10時まで行いました。10時30分に笹ヶ峰高原をバスで出発し16時30分大宮北高校に帰着し天体観測実習は無事終了しました。
≪以下生徒の振り返りです≫
・「星だけでなく新潟の自然も見れたし、先生が途中で折れ曲がってる木が雪の重みで折れてから治ってできたという新しい知識も得られたし、普段見えない星もよく観察できた。観察自体は良かったと思う。でもその観察までの機械の操作をうまくできなかったの。」
・「近場では信じられないほどの多くの星を実際に見ることができ感動した。今まで写真でしか見たことのなかった星たちが、本当に存在することを身をもって感じた。特に、火星は周りの星と比べて赤く、不思議な動きをしていた。」
・「同じ観測班のメンバーや他の参加者と協力して有意義な時間を過ごせました。平松先生の講演で言われた通り、流星群の観測は地面に寝て観測することができました。観測事故や大きな失敗はありませんでしたが、上に書いた通り機材の扱いや集合時間などの課題も残りました。今回実際に見て知ったり感じたりした事を、今後の部活動画などで活かしていきたいです。」
・「今まで星や天体についてはほとんど知らなかったのでしっかり学ぶことが出来るか不安だったけれど、望遠鏡で月や星を見たりすることができていい経験をすることができたと思います。楽しむことができた反面、全部の望遠鏡の使い方を理解することができなかったので、今度機会があったら調べてみようと思います。」
文責 大塚寿