合格体験記

合格体験記

平成27年度卒業生 合格体験記

一般受験(国公立前期)筑波大学 体育専門学群

僕は、筑波大学体育専門学群に合格しました。7月まで野球部で活動していたので、運動部の人は参考の一つになると思います。

僕が受験で大事だと思うこと、心がけていたことを挙げます。1つは、第一志望校を早めに決め、その大学に入るための勉強計画を立てることです。目標が決まると、自分のモチベーションが上がり、成績もどんどん上昇します。また、一日の勉強計画をおおまかに設定すると、無駄な時間を過ごすことがなくなります。例として僕の場合を挙げると、5時~6時 暗記、16時~20時 国数英のセンター過去問を解く、21時~22時 復習、あとは空いた時間に暗記系や小問を解きました。勉強方法に困ったら試してみてください。2つ目は、暗記のやり方についてです。僕は毎日コツコツ暗記することは面倒くさいと思いました。そこで、1日5ページ覚えるやり方ではなく、とりあえず暗記する本を一周読むことにしました。分散して覚えるより、一気に覚えて、数週間後に見直すほうが記憶が定着しました。暗記が伸び悩んでいる人にはおすすめです。

最後に、模試の活用についてです。現役生は直前まで伸びる。この言葉を何度も聞きました。なぜ直前まで伸びることができるのか。僕は、最後は必死になって全力で覚えようとするからだと考えました。その全力の勉強を模試ごとに行えば、成績は確実に伸び、本番前に何をすれば良いかがわかると思いました。実際に、模試の一週間前からは本番のように知識を詰め込みました。すると、成績は急激に上昇し、詰め込んだ知識はしっかり身に着けることができました。この方法はかなりおすすめです。ぜひ実践してみてください。

受験が近づくと、とても緊張すると思います。今までで一番緊張するかもしれません。しかし、しっかりと努力すれば何も問題はありません。堂々と試験に臨んでください。試験が終わった時の後悔の念が少しでも小さくなるように、一日一日を大切に過ごしてください。受験の経験は一生の宝物です。頑張ってください。

一般受験(国公立前期)宇都宮大学 国際学部 国際社会学科

私は、宇都宮大学国際学部に合格しました。塾や予備校には通っていませんでしたが、それでも国立大学に合格することができました。そこで自分なりに受験生活を振り返り、お勧めの学習法と、気持ち、生活の面で大切なことをいくつか紹介します。

1つ目は、暗記学習についてです。暗記するうえで大切なことは、学習を終えても、頭の中では復唱を続けることです。これができれば、暗記能力は大きく伸びます。

2つ目は、「私ならできる。」と自分を信じぬくことの大切さです。約一年間の受験生活は、はっきり言って、長いです。不安感に駆られ、志望校を変えるべきか悩んだり、不合格を心配しすぎて勉強が手につかなくなる人が少なくありません。しかし、それほど時間を無駄にしてしまうことはありません。最後まで自分を信じ抜く気持ちが、あなたを合格へ導いてくれるのです。

3つ目は、睡眠をしっかりとることです。徹夜で勉強しても、睡眠不足により次の日の勉強に集中できないのでは、徹夜の意味は全くありません。むしろ損です。夜はしっかり寝て、朝は早く起きる規則正しい生活をし、安定した勉強時間を確保することが重要です。

4つ目は、他人を意識しすぎないことです。自分は自分、他人は他人で、学力も違えば志望校も違うのが当たり前です。人に勝つことも大事ですが、自分のベストを尽くすことを目標にすれば、さらに質の高い学習ができると思います。
以上が、私が大切だと感じることです。予備校や塾に行っても、もちろん確約はもらえません。最後は個々の努力がものをいうのが受験です。第一志望合格を目指して、悔いの残らぬよう頑張ってください。

一般受験 早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科

私は一年の最後のころに、ふと早稲田に行きたいなぁと思いました。しかし一年次の成績は学年で下から5番以内が普通でした。その時の面談で先生に相談したら、この成績では厳しいと言われました。そこで危機感を覚えた私はとりあえず予備校に入りました。するとその予備校は予想していたよりもはるかにスパルタで、授業についていくのがやっとという状態でした。当然授業だけではその予備校で毎週行われるテストについていけなかったので、私は毎日部活が終わる19時から22時まで自習室にこもって勉強をしました。しかし、2年次の模試では全く結果が出ず、落ち込んだ時期もありました。しかしそのまま勉強を続けました。すると3年になってからはポンポン成績が上がりました。後輩に伝えたいことは、やり続ければ頭はよくなるということです。がんばってください。

一般受験 明治大学 法学部 法律学科

私は部活をしていたので高校二年生の2月から受験勉強に取り組み始めました。自分は高校に入った時から始めている人が多いのかと思っていましたが、周りにはあまりいませんでした。でも、早く受験勉強を始めるに越したことはないと思います。勉強はやはり集中できる環境でやるのがいいと思ったので予備校に通うことにしました。人によっては自宅であったり、図書室であったり、個人差があると思うので自分に合う環境を選ぶのがいいと思います。

私は受験勉強をするにあたって、まず夏までに基礎を固めることにしました。英語を例に挙げると、1、2年生で習った英単語や文法事項を見直したり、SVOCの構造をしっかり英文から理解できるようにしました。地道な作業ですが、基礎ができなければ応用はできないし、英語は特にその特徴が強く見られるので根気よくやりましょう。そして夏休みは学校の授業が無いので、一日10時間は勉強しました。夏休みは基礎と応用を交互にやっていました。この時期が受験の結果を左右することになるので、暑さに負けず頑張ってください。夏休みが明けて、周りの人達の顔色や学習状況を聞くと大体志望校に受かるか落ちるか分かります。それほど夏休みは受験生にとって大事な時期です。

その後秋からは本格的に英語の長文を読む勉強を始めました。最初は読んでいるとつっかかったり、二度読んだりすると思いますが、量をこなせば慣れてくると思います。11月からは過去問演習に取り掛かり始めました。もっと早くから始める人も周りにはいるかもしれませんが、自分の実力がついてないうちに始めても効果は薄いのでこの時期から始めるとちょうどいいと思います。大抵この時期になると不安になる人が続出しますが、それは受験生全員に言えることなので気に留める必要はありません。自分を信じて勉学に励んでください。

最後に、受験勉強をしている中でどうしても今日は無理だとか、キツいと思う時が来ると思います。そんな時は、ベタかもしれませんが、自分が志望校に合格し、楽しく笑っている姿を思い浮かべてください。志望校の合格発表に自分の番号があるのを見た一瞬。たったその一瞬で、皆さんがこれまで積み重ねてきた努力は報われます。だから決して悔いのないように頑張ってください。
皆さんの合格を心よりお祈りしております。

一般受験 昭和大学 薬学部 薬学科

私は1年生の時は勉強をサボりがちで赤点をとったこともありました。ただ行きたい学部が早い段階で決まっていたため、2年生の初めごろから少しずつ勉強を始めました。3年生になってからは予備校に通い始め、予備校の授業を主体に勉強していました。受験科目は英語、数学、化学でしたが、点を上げるのに時間のかかる英語と数学は早めの時期からやり、化学は夏休みに詰め込む方法をとりました。赤本は11月とセンター後に集中してやりました。その結果合格することができました。

自分の経験から多少勉強の仕方を話したいと思います。英語に関しては、誰もが使う教科ですが、とにかく英単語だけは1年生の時期からやってほしいと思います。学校の単語帳だけで十分です。英語は単語・熟語が分かり、さらに文法を理解して初めてまともに長文を読めるようになるので、単語はその土台になります。1年生の時からしっかり単語を覚えておくだけで受験期になった時、既に一つの土台をクリアしていることになります。やらないととにかく後悔するはずです。受験期の英語の勉強の半分が単語を覚えることで終わってしまうのはもったいないです。数学は苦手分野を作らないことと、同じ問題でも反復してやることが重要です。ワークでできなかった問題にチェックをつけて後で解きなおすのが良いと思います。化学はとにかく短期間で伸びるので、夏休み前までに理論、夏休み半ばからは無機、有機をやるとバランスが良いと思います。

予備校でも独学でも最終的には自分のやり方を確立している人がうまく伸びていくと思うので、計画的に気を抜かず頑張ってください。

一般受験 早稲田大学 文学部

私は早稲田大学に合格し、他には明治、法政、武蔵、駒沢大学に合格しました。予備校には通っていなかったので、独学したなりのアドバイスをしようと思います。私が後輩に伝えておきたいことはいくつかありますがまとめると、

1、 今やれることは最低限やること…今やれることとは、授業をしっかり聞き、テスト期間 にきちんと勉強することです。授業でやることは基礎です。受験はいかに基礎で落とさないかの勝負です。学校の授業でやることは最低限のことなので、授業は大切にしてください。

2、目標はなるべく高く早く決めること…目標がないと勉強することに意味を見いだせず成績は伸びにくいです。頑張れる人は目標がある人です。

3、妥協しないこと…負けず嫌いになってください。絶対超えたいラインを作り、超えられなかったときは沢山悔やむこと!その気持ちを糧に努力する。ライバルは他人でも過去の自分の結果でもいいです。「もうこれでいいや」と諦めないこと。

4、自分に合った勉強法を見つけること…これをすれば絶対頭が良くなる、という絶対論はありません。あなたが思う得意、苦手も、あなただけのものです。結局はキーになるのは塾でも先生でも参考書でもなく、「自分が何をするか」です。勉強法は自分のやり方で見つけ出すしかないです。あなただけの勉強法が絶対あります。

5、息抜きをすること…やりたくない時やらないのも一つの手段です!娯楽がないと成績の前に自分が駄目になります。ON/OFFはハッキリと。

そして、自分の「行きたい」という気持ちを無視しないこと。受かることは確かに大切ですが、やりきることが一番大切です。やりきったと思えれば合否関係なく後悔はないと思います。勉強が嫌になって逃げたくなることがあると思いますが、本当に得たいものは簡単に得られないから得たいと思うんですよね。受験で最後に笑うのは辛いと思いながらも最後まで勉強に向き合った人です。自分が思うベストを出せるよう頑張ってください。

一般受験 東京家政大学 家政学部 栄養学科管理栄養士専攻

私はカヌー部に所属し、3年6月ごろまで部活動中心の生活でした。本格的に受験勉強を始めたのはその後です。家にいるとさまざまな誘惑に負けてしまうので、私は家では勉強しないと決めました。主な勉強場所は塾、カフェ、図書館などです。
塾に入るか入らないか、本当に志望校に受かるかなどたくさん悩みがあると思います。しかし、悩んだところで成績は伸びません。悩む暇があったら勉強をしましょう。現役生は本当に時間がありません。電車の移動時間、休み時間、お風呂の時間なども有効に使ってみましょう。

私の励みになった言葉を一つ紹介します。「この世において成功したければ、他人よりそれほど賢い必要はない。ただ大抵の人より一日早ければ良い。」これはナポレオン・ボナパルトの言葉です。まだまだ皆さんには時間があります。合格を勝ち取ってください。
頑張れ!!

一般受験 警視庁警察官

私は高校2年生の冬に公務員になろうと決めました。公務員について考え始めたのは高2の夏です。それまでは大学進学を考えていましたが、入学したいと思う学部がなく、就職の方に目を向けたのがきっかけです。

本腰を入れて、受験勉強を始めたのは高3の夏休みになってからです。それまで部活動に取り組んでいたため、部活のある日は1日に1時間勉強にできればいいほうでした。夏休みは「資格の大原」に通い、教養、作文、時事問題、面接と公務員受験に必要な知識をわかりやすく教えていただきました。また、その他に私がよく使ったのは過去問題集です。本番でも類似な問題が出ると聞いていたので過去問は何度も解き、流れをしっかりとつかみました。

少しでも公務員受験に興味を持った方はパンフレットやHPなどで詳しく調べることをおススメします。やりたいことがなく悩んでいる人も、とりあえず調べてみると何か自分に合ったものが見つけられると思います。
やはり勉強はすき間時間を見つけてコツコツ、長期休みにガッツリとやったほうがいいです。早いに越したことはないと思いますが、部活動が終わってからでも間に合います。自分なりの計画を立てて、頑張ってください!

公募推薦 首都大学東京 システムデザイン学部システムデザイン学科 インダストリアルアートコース

私が受けた公募試験では、どのように勉強してきたのか、これから何を学びたいのかということを中心に問われました。公募試験はある程度の評定平均値がないと出願できません。評定をとるためには定期テストの点数や普段の授業の中で結果を残すことが必要です。私はバレー部だったのでほぼ毎日練習がありました。時間の使い方を工夫する上で、学校中心の生活を心がけました。特に授業を大切にすることです。そのために、夜はしっかり寝ることや体調を崩さないことが大事です。授業の内容をその日のうちに吸収するとテスト前に慌てることもないし、点数を取ることで評定を上げやすくなると思います。一般受験に対応する力もつきます。一日の中で起きている時間の半分は学校で過ごすのだから、授業を大切にすることは最も効率が良いと私は考えています。学校の勉強をしっかりやりたかったので、塾や予備校には行きませんでした。私の場合、塾などでやることが増えたらどちらも中途半端にしてしまうと思ったからです。このやり方を選んでよかったと思っています。

2年半ば頃になると、部活があまり忙しくなく受験モードになる人がいると思います。私は毎日帰るとヘトヘトで、宿題を終えたら寝るという生活だったので、部活があった時期は受験勉強なんて考える余裕はなかったし、実際に宿題以上の勉強を始めたのは引退してからです。周りが勉強しだして正直焦っていました。しかし今振り返ってみると、授業で基礎固めをしたのでまだ焦らなくても平気だったと思います。引退してからは自分の時間が驚くほど増えるので、焦るよりも宿題をやったり睡眠をとったり忙しくてもできることをするのをお勧めします。学習面と同時に試験を通して大切になると思ったのは、勉強以外に何を頑張ってきたのかです。私は部活の話をすることができました。勉強以外のことは3年の夏ごろまでに思い切りやっておくといいと思います。

大学受験を通して、難しい入試問題を解くよりも、宿題や授業、生活習慣など基本に忠実に、当たり前のことを当たり前にやるということが大切だと思いました。先生や友達とたくさん話し、学ぶ喜びを忘れずに頑張ってください。

公募推薦 埼玉県立大学 保健医療福祉学部 作業療法学科

私は3年間カヌー部に所属し引退は10月、受験方法も公募推薦なので多くの人の参考になるかはわかりませんが、“受験も部活も頑張りたい”という人に少しでも参考になれば嬉しいです。

部活をできる限り長くやると決めていたので公募推薦は早い段階から意識していました。評定を落とさないために部活が休みになるテスト期間は集中して勉強しました。体を動かすことが好きなので体育学部も考えましたが、好きなことだからこそ仕事にするのか趣味にするのかを自分なりに考え、これから需要が高まりそうで前から興味のあったリハビリ系を目指すことに決めました。夏休みが終わる直前まで悩みましたが、今考えるとあの時自分の将来について真剣に考えたことがスタートの遅かった私が合格できた大きな理由だと思います。

県立大は英語の長文を正確に読み取らなければいけないので夏休み直前から週に1回塾に通いました。小論文は学校の対策講座を受けたり、個人的に先生に添削してもらいました。面接は多くの先生に何回も練習してもらいました。英語の読解と英単語は夏休み前から、小論文と面接は引退後から本腰を入れて始めました。また、説得力のある小論文を書くために日ごろからニュースや新聞で知識を蓄えました。

高校生活は振り返ると楽しい記憶だらけです。部活のオフのたびに遊びに行って、カヌーも全国大会で入賞するために本気で打ち込みました。学校行事にはとにかく楽しく積極的に参加し、たくさんの素晴らしい思い出と大事な友達ができました。そんなクラスメイトが勉強のライバルでもあり、進路や将来についてなんでも話せる存在で、部の同級生や後輩、先輩が辛い時に頼れる、一緒に目標に向かって取り組める仲間でした。私は勉強することは自分の選択肢や可能性を広げるために大切だと思いますが、今しか打ち込めないことに一生懸命取り組む事が何より大切だと思います。欲張りでもいいから部活も進路も妥協しないで自分の目標に向かって努力してほしいです。今しかできない今やりたいことを全力でやれば後悔しないし、それによって生まれた結果が自分にとっての最善の道だと思います。精一杯考えて困ったときは友達を頼って、自分のために努力し続けてください。

公募推薦 宇都宮大学 農学部 生物資源科学科

私は推薦入試での合格ですが、もともとは一般受験を考えていました。塾へ通っていなかった私は模試で思うように成績が伸びず、とても不安でした。3年生の夏休みは毎日学校へ行って勉強していました。2学期になって進路の先生に相談したところ、公募推薦入試を受けたらどうかと言われ、受けることにしました。しかし倍率がとても高く、受かる自信が全くありませんでした。入試内容は小論文と面接でしたが、対策を始めるのが遅かったため上手くいかず、先生からはダメ出しばかり。おそらく一般入試になるとも言われて、一般の勉強もおろそかにできませんでした。

こんな私ですが、合格できたのは周りの人のおかげだと思います。小論文、面接の練習では毎日たくさんの先生にみてもらい、家族、友達は心の支えになってくれました。私の周りには推薦入試を受ける友達が多く、同じ農学部を受ける友達には特に世話になりました。放課後は図書室で農業の本を読みあさり、調べたことを共有したりしました。受験本番、小論文では持っている知識をしっかり書けるように、面接では笑顔でハキハキと話すことを心がけました。

私が農学部を受けたからというのもありますが、高校の行事が役に立ったと思います。田植え、稲刈り、餅つき、海外派遣、修学旅行など、動植物にふれたこと、自分が活躍した行事の経験は面接でアピールすることができました。勉強も行事も真剣に取り組める大宮北高校で良かったと思いました。

公募推薦入試は推薦の勉強と一般の勉強の両立が大変ですが、第一志望校合格への1つのチャンスだと思います。大学は高校の授業だけでは得られない論文を書く能力や対話力を求めています。早いうちから対策をしておくといいと思います。

公募推薦 東京農業大学 応用生物科学部 醸造科学科

高校に入ってよく進路指導で聞くのは「高3の受験シーズンに、もっと早く勉強していれば良かった」という先輩たちの声です。これは毎年聞くことであり、大宮北高校に限った話ではないです。では何で毎回毎回言われているのにやらないのか。高3になってから勉強しても遅いことは、過去の先輩たちから実証済みです。だから高1の始めから大学受験を意識していました。とはいえ、大学で何がしたいか、将来を踏まえた大学選びなんて、全然わからなかったです。だから名前ぐらいは知っている大学のオープンキャンパスに行きました。行くとその大学の魅力がわかったりします。僕も高2の夏にこの大学へ行き、見るものすべてが新鮮で、ここでしかできないことがあると知り、絶対にここで大学生活を送りたいと思いました。

この大学の公募推薦には、小論文と面接があります。小論文対策は、高3の夏休みから始めました。学科に関する記事や本をたくさん読みました。面接に関しては、志望動機と大学で何がやりたいのか、将来性を語れるようになれば大丈夫だと思います。今受験を振り返ると、公募推薦のために多くの時間を費やすので、受験勉強をする上ではリスクが高くなります。

最後に、進路に対して後ろ向きの人でも、必ずどこかの大学を受験します。受験日が近づくにつれて、精神的に余裕がなくなります。余裕のある時期に進路について考えること、先を見通し行動することを心がけてください。向上心のない人に、成長も一発逆転もありません。

平成26年度卒業生 合格体験記

公募推薦 茨城大学 工学部 機械工学科

私は普段の勉強はあまり行っておらず、たいてい定期考査の1週間前しか勉強していませんでした。そのため、校内ではある程度の結果は出せたのですが、模試では点数も低く、実際身についてはいませんでした。しかし、国公立に合格するためには通常、多くの科目が必要です。そこで私は必要科目の少ない公募推薦で受験しようと考えました。

茨城大学の公募推薦は、数学・物理・英語の三教科の簡単な筆記試験と、面接・口頭試問という内容でした。口頭試問は筆記試験の問題をどのように解いたかを聞かれるものでした。その対策として、まず、学校や塾でその大学の過去の試験や面接の内容を調べました。その結果、毎年、筆記試験に英語の長文和訳があること、面接に「将来のビジョン」について1分スピーチがあることがわかりました。

まず私は面接の対策を徹底して行いました。学校や塾で試験の傾向に沿った模擬面接を何回も受けました。面接で聞かれそうなことについては、あらかじめ自分で答えを用意しておきました。

併せて筆記試験の対策を行いました。事前に調べた傾向から基礎的なものが中心となっていたので、勉強もそれに準じたものにしました。英語は面接での音読もあったので、先生に協力してもらい、昼休み練習を行いました。

自分の受ける大学の傾向に沿った対策をしっかりとしていけば、受験も乗り越えられるはずです。頑張ってください。応援しています。

一般受験 埼玉県警察事務

私は高校1年生の冬、将来は大学へは進学せず、高卒で公務員になろうと決めました。大学に進学しなかったのは、大卒で公務員を目指すのは難しいと聞いたからです。また、「高卒程度」という試験区分があるので受けるべきだと思い、公務員試験に挑戦しました。

しかし、私は勉強を始めたのは遅く、受験勉強を始めたのは高校3年生の4月くらいからです。もっと早く始めれば良かったと思います。
勉強はほぼ独学です。公務員試験の過去問を買い、ひたすら解きました。実際、過去問とまったく同じ問題が出題されたりしました。また、公務員試験では筆記問題の他に作文や面接があります。特に面接は大事なので学校の先生方に指導してもらいました。放課後3回ほど指導を受けました。面接当日は緊張はしましたが、練習のおかげで詰まったりせずに受け答えができました。作文対策としては、過去の作文問題を見たり、実際に作文を書いて添削してもらいました。

公務員試験はたくさんあり、私は6種類ほど受けることができました。早い段階からいつ、何の試験があるかを把握して、どの試験を受けるか決めておいた方がいいと思います。また、多くの試験を受けることで試験慣れして、最後のほうはあまり緊張せずに問題に取り組むことができました。

1、2年生で高卒で公務員試験を目指している人は少数かもしれません。ただ、このような進路もある、ということは知っていて欲しいと思います。公務員を目指すにしろ、進学を目指すにしろ、早い時期から目標を持つことは大切です。あきらめずに最後まで頑張ってください。

一般受験 青山学院大学 国際政治経済学部 国際コミュニケーション学科

私は3年生の春に進学を決めました。それまで就職を考えていましたが、負けず嫌いな性格もあり、テストでは良い成績を残せるよう頑張ってきました。

元々、英語が得意で、進学するなら英語関係の学部に進みたいと思っていました。しかし、この先、生きていく上で、英語だけ出来ていてもだめだという思いから、文学系ではなく、国際系・コミュニケーション系の学部へ進もうと決めました。

受験勉強を始めたのは夏休み。文化祭準備で一時中断したりもしましたが、少しでも勉強すれば点数が上がるのだということを、夏休み明けの模試で知りました。

私の志望する学部は出題範囲が特殊だったため、日本史の17世紀以前や古典は、模試のためだけに勉強しました。
私は、センターは出願なし、個別試験も2つだけの出願でした。

1月頃に挑戦校として出題範囲の似ている慶応大経済学部を受験することに決めました。慶応大に合わせて勉強することで、すごく力もつき、志望者のレベルも高いために、良い緊張感の中、最後まで勉強することができました。結果、慶応大は落ちてしまいましたが、受験して本当に良かったと思います。目指したことで自信もつきました。

受験を通して、良かったと思うことは、英語を1年生から頑張ってきたことです。英語は単語も多く大変だと思います。単語を多く覚えるに越したことはないですが、本番は必ず知らない単語が出てきます。推測力をつけることも重要です。

また、受験勉強を早く始めて悪いことはありません。授業をしっかり聞くこともとてもためになります。
上を目指すのは大変だけれど、その分喜びも大きいです。自分の限界を作らずに、日々、努力していってください。

指定校推薦 法政大学 理工学部創生科学科

私は1年生の頃から指定校推薦を狙っていました。といっても、将来やりたいことも特に決まっていませんでした。1年の頃は「とりあえず大学に行こう」くらいにしか考えておらず、成績は可もなく不可もなく、といったところでした。私の性格は決してまじめとは言えず、定期テストも一夜漬けで乗り切っていました。2年生になると進路について考える機会が増え、様々な大学を調べるようになりました。そうすることで自然に勉強への意識が高まり、勉強時間も増え、それに比例するように成績も伸びました。3年生になっても成績は伸び続けたので、推薦の評定平均値に困ることはありませんでした。けれど、なかなか具体的な大学が決まらず、夏休みにオープンキャンパスに行ったり、大学のホームページやパンフレットを見て検討をしました。創生科学科は、幅広い分野を学べます。将来の夢が決まっていない私にも適していると考え、ここに決定しました。

スキマ時間には英単語を!……と何度も言われましたが、私は通学に電車もバスも使いません。スキマ時間なんて不定期にできるものなので、そんな時に都合良く単語帳なんて持っていません。そこで塾の先生に教えていただいた英単語を覚えられるスマートフォンアプリを利用しました。音声付きなのでとても覚えやすく、単語帳よりも、こっちを使っていました。試す価値はあると思います。

推薦で合格すると勉強をしなくなる人が多いようですが、大学に入って苦労することになるので、ぜひ継続してください。私は校内選抜を通ってからは英語ばかりやっていました。大学ではどん欲に知識を吸収したいと思っています。
「受験勉強にはフライングもスピード違反もない」、林修先生の言葉ですが、全くその通りです。早期に取り組み夢を叶えてください。

一般受験 宇都宮大学 農学部 生物資源学科

私はある二人の人物の話をします(許可はとってあります)。A君とB君は同じ部活で夜遅くまで活動していました。A君は朝をつかったり授業をしっかり受けていて、引退前に基礎を固めていました。B君は「俺は夏から伸びる」と言って引退前に勉強をしていませんでした。結果はA君はM大学でB君は浪人。

夏に勉強するのは当たり前です。夏で差をつけるには「夏前」にどれだけ基礎を固めるかが大切だと思います。全員がこういう結果になるわけではないですが、やはりはやく勉強を始めれば12月・1月に余裕も生まれ、より上の大学を目指すことができます。遅く始めた人は「もっとはやくやっていればよかった」と後悔したり「実感しなければわからない」と言う人も多いようです。

最後に、志望校は高くすることをオススメします。特に国公立は、二次科目が大学・学部によって大きく異なります。高すぎもよくないですが、成績は自分が思っている以上に伸びる人もいます。センターで上の大学を目指せるレベルにきても、二次対策をしていないためにあきらめる人もいます。なるべく目標は高くするのが良いと思います。

公募推薦 女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科

私が女子栄養大学に決めたのは、校風や授業内容が自分に合っていると感じたからです。私はたくさんの大学説明会や体験授業、施設見学に参加しました。自分がその大学に通うイメージが出来てからは勉強への意欲も変わってきました。

公募推薦という入試方法を選んだのは、私が体調を崩しやすく、一般入試1つに賭けるのは危険と考えたからです。栄養大に合格するための入試は全て挑戦するつもりでした。しかし、評定があまり高くなかったので指定校推薦は諦めました。今、受験を振り返ると公募推薦はとてもたいへんでした。一般入試、センター試験の勉強と両立しなければならず、人一倍早く受験勉強を始める必要がありました。決して楽な入試ではないですが、どうしても行きたいという人には向いていると思います。

まず、書類審査での加点項目である、皆勤賞と英語検定、料理検定は取りました。小論文は、学校の先生方、両親に添削をしていただきながら何度も書き直しました。必要な知識は教科書やニュースなどの一般的なもので十分でした。面接はあくまで会話なので、暗記については基本的な質問のみにした方が良いようです。私は、大学はどんな人を必要としているのかを心において、何度も答えを考え直しました。そうしたことで、自分の性格や将来のことが自分の中で整理され、どんな聞き方をされても答えることが出来たのだと思います。また、女子アナウンサーを見て研究し、笑顔や話し方、ふるまいも改善しました。

受験を乗り越えることが出来たのは学校の先生、両親、友達の支えがあったからだと心から思います。受験はとても不安でしたが、今は挑戦して良かったと思っています。皆さんも、合格したいという気持ちを強く持って最後まで諦めないで頑張ってください。

一般受験(国公立前期)埼玉大学 教養学部

私は、埼玉大学教養学部に合格しました。私立では、立教大学観光学部に合格しました。私は野球部だったので、特に運動部の人の参考の1つになると思います。

自分の受験結果に大きく影響を与えたポイントが3つあります。

1つは、勉強に集中する環境を作ることができたことです。予備校や通信教育、独学など、多くの方法を知っておくことは、比較する上で大事です。自分のことは自分で考えて決めてください。

2つ目は、英単語を習得することです。英語は大学受験の筆頭科目です。その問題を解く前提条件が英単語です。習得の仕方はなんだってかまいません。反復が大切なので、そうしやすい方法がよいと思います。

3つ目は、受験サプリを利用したことです。もちろん様々な予備校、通信教育がありますが、あえて、利用者としてオススメしたいと思います。まず、他と比べて絶対的に安いです。格安です。かかるのは、月額と、テキスト代のみです。私大は受けるだけで3万5千円と、受験はお金がかかります。他の予備校と比べてみてください。ただ、安いといっても質が悪いのではないかと思うかもしれません。しかし、受験サプリはそうではありません。自分は、英・国・日を受講しましたが、どれも今まで受けたことがない程、質が高いものばかりでした。受ければ、その教科の本質がわかります。こういうプロの授業がパソコンだけでなく、スマートフォンでも、いつでも、どこでも、受けられるのも魅力の1つです。

以上が受験の主なポイントです。ただ、結局、どんなことをやったって、自分で動かない奴は駄目です。頑張ってください。

公募推薦 埼玉県立大学 保健医療福祉学部 看護学科

私は幼稚園の頃から看護師になることが夢でした。高校入学後もその夢は変わらず、高1の春には県立大の推薦入試を受けようと決めていました。高校生活では評定や部活動の実績を残せるよう努力し、学校の行事にも積極的に取り組みました。

小論文の対策は高3の夏休みから始め、河合塾で医系小論文の講座を受けました。内容は河合塾で出題されるものと県立大の過去問題が中心です。河合塾の先生は医療福祉について詳しい上にとても面倒見が良く、丁寧に小論文の添削をしてくださいました。

英文の対策として、2014年に発表されたWHOのファクトリシートのkey factsの部分を和訳し、わからない単語があったらそれを書き出しました。英語が苦手だった私は、本文の英語も理解しきれませんでした。しかし、そんな私でも合格できたのです。ということは英文を理解しきれなくても、なんとかして埋めることが重要だったようです。

面接の内容を考えるのも意外と時間がかかるので早めに対策を始めたほうが良いと思います。聞かれることとその答えを大きめの単語帳に書き出すといつでもどこでも見られるのでオススメです。高校生活が充実したものであれば話すことが増え、自分のことを自信持ってアピールできるはずです。病院が行っている看護体験や、図書室にある医療系の本を読むなど、様々なことにチャレンジするとよいかもしれません。

県立大の推薦入試は、指定校推薦のように必ず合格するわけではありません。周りの受験生が一般入試に向けて勉強している最中に小論文や面接の練習をするのは精神的につらいと思います。しかし、県立大は評判も高く、多くのことを学べるとても良い大学です。まだ入試まで時間があると思うので、ゆっくりと自分と相談して、自分が後悔しない選択をしてほしいと思います。頑張ってください。

一般受験(国公立前期)埼玉大学 理学部生体制御学科

多くのことを経験した3年間でした。嬉しかったこと、悲しかったこと、そして言葉にできないようなことなど、様々なことがありました。その記憶の多くが、私がこの学校を選んだ理由の大部分を占めています。志望校を決めたのは3年の夏休みのことでした。

志望校を決めるのに時間のかかった私ですが、「受験勉強」を始めたのはかなり早かったと思います。始めたのは「1年生の最初の授業」からです。毎日の授業の内容をしっかりと理解し、定期考査前の2週間で総復習、考査で結果を出した上で理解できていない点を洗い出す、という当たり前のことを最初から最後の授業まで、全ての科目で続けました。これが最も大切なことでした。この方法なら部活に打ち込みつつ勉強することが可能です。部活は悔いの残らないように取り組んだほうが良いと思います。高校3年間の部活の時間は、とても貴重なものですから。

本格的な受験勉強を始めたのは2年生の冬休みです。新しい年を迎えるのと合わせて始めました。それから私は毎月「学習計画」を作り、それに従って勉強しました。1ヶ月の間にすべきことを全て洗い出し、均等に課題を振り分け毎日少しずつ取り組みました。いくつかルールを作り、無理のない計画になるようにしました。

毎日の課題として私が用意したものは、進研ゼミの教材・学校で使っている教材(チャートなど)・赤本などです。進研ゼミの教材は毎月、今すべきことが詰まった内容のものが送られてくるので、計画を立てる上でとても便利で、勉強しやすいものでした。具体的な内容としては、志望校と同レベルの大学の過去問が中心です。学校で使っている教材や進学補習で使う教材は、自分で入手した教材よりわかりやすいことが多く、また融通の利いた使い方ができる点で優れています。新たな教材を買う前に、学校の教材を繰り返し使うことをお勧めします。

赤本は、過去10年分の問題に目を通して傾向を探り、過去5年分の問題を解きました。解答はレポート用紙に書き、先生に添削していただきました。「自分以外の人」に伝わる解答を作れるようになるためにはこれが一番です。疑問点があれば先生に聞きに行って解消することは大切です。

参考書よりも先生の解説のほうがわかりやすいと考えていたので、進学補習には積極的に参加しました。モットーは「取れるものはすべて取る」です。そのため、夏休みは1日中、学校にいたこともありました。休み明けはむしろ疲れきっていましたが、9月の実力テストで成績が急上昇し、嬉しかったのを覚えています。

このような勉強を続けた私ですが、その中で感じたことを最後にまとめたいと思います。

1つ目に、数学について。私は数学を苦手としていました。理系としては致命傷です。今考えると「受験勉強」に穴があった気がします。数学こそ「受験勉強」だと思います。

2つ目は、英語について。英単語と文法、もっと早く取りかかるべきでした。1年生のうちから少しずつ覚えれば良かったと後悔しています。

3つ目に国語、国語こそ文理問わず得意科目にすべきです。国語では、読解力が求められます。読解力を国語で高めれば、他科目の問題の内容理解もしやすくなり、時間節約になると思うからです。センターで200点満点の大物を逃すのはもったいないと思います。

4つ目に、北高の先生方について。先生方は、私達が求めれば全力で応えてくれます。どんな小さなことでも先生方に求めることをお勧めします。

大宮北高校は、自分が望めば何でもできる幸せな学校だと思います。この幸せな環境の中で、夢を目標に変えて、追いかけてみてください。きっと、何か特別なものが手に入ることでしょう。

指定校推薦 学習院大学 経済学部経営学科

私は1年生の時から大学は指定校推薦で行くと決めていました。学校のテストでは良い点を取ることができるのに、模試では先生方に心配されるほど悪かったからです。

一般受験はしないと決めてからは、どうしたら自分の評定平均が上がるかを考えました。まず授業をまじめに受け、提出物を期限内に出すなどの当たり前のことをしました。小テストも満点が取れるくらい勉強し、定期テストはどの教科もまんべんなく勉強しました。テスト2週間前から全教科に取り組み、テストまでに3回は繰り返しました。先生によっては問題の出題傾向が違うので、全教科の問題を研究し、どうすれば解けるのか分析しました。

こうして1年生の頃よりだいぶ評定を伸ばした私は、どの大学に行こうか考えました。まずはオープンキャンパスに参加し、もし自分がこの大学に入ったらということをイメージしました。大学の様子や設備は整っているか、本当にこの大学に行きたいか、そこで何を学びたいかを考えました。検討の結果、私は学習院大学を選びました。お菓子作りが好きで、よく部活の仲間やクラスの友だちに作っていた私は、褒められて自信がつき、パティシエになって自分のお店を持とうと思うようになりました。そのためにはお菓子作りの技術だけでなく、お店を経営する力も必要です。将来の夢に近づくにはまず大学で経営を学ぶことだと考え、経済学部に決めました。

1・2年生の中で指定校推薦を狙っている人は評定を上げる努力を最後までやってほしいと思います。指定校推薦で大学に行くことを色々言う人はいますが気にしないでください。私は3年間ハンドボール部に所属し、毎日忙しい生活をしながらも部活も勉強もがんばってきました。二つを両立するのは難しいことではありますが、決して無理なことではありません。やろうと思えばできるのです。悔いのない学校生活を送って欲しいと思います。