SSH 2019.06.21

2019 JAXAタンパク質結晶化実験プログラム

昨年、岩手医科大学、JAXA、日本科学未来館などの協力を得て立ち上げられた「JAXAタンパク質結晶化実験プログラム」、2年目を迎える今年度23人の新たなメンバーでプログラムスタートしました。

昨年度の実験では国際宇宙ステーションISSで用いられているカウンターディヒュージョン法(以下CD法)でニワトリ由来のリゾチームの結晶作成は成功していますが、ヒト由来リゾチームの結晶についてはハンギングドロップ法での結晶化には成功したもののCD法で結晶を得ることができませんでした。今年度は昨年の実験結果を踏まえハンギングドロップ法におけるヒト由来リゾチーム単体および基質類似体を含む結晶の結晶化条件の確定、さらにCD法を用いて結晶を作成し構造解析を実施することを目標に進めていく予定です。

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