SSH福島復興探究学 福島フィールドワーク
1年間行われてきたSSH福島復興探究学のまとめとして福島フィールドワークが2月14日(木)~15日(金)1泊2日でおこなわれました。このフィールドワークには1学年から18人の生徒が参加しました。参加した生徒たちは、福島第一原発事故の影響を受けた地域は他の東日本大震災の被災地とは全く異なる大きな問題を現在はもちろん、将来に渡って抱えていかなければならないというショッキングな現実があることを知り、このような状況でも前向きに問題と向き合い、問題解決のために努力を続けている人々、地域の課題を自分の問題と捉え、その問題を解決する方法を模索している高校生がいることも知りました。その中でも特に同年代の高校生たちと接することで参加した生徒たちの気持ちは大きく変化し、何かを発信しなければという気持ちを作り出すことができました。
※福島フィールドワーク参加者感想(抜粋)
- ふたば未来学園高校で行われた演劇のワークショップの台本は上手く作られているなと思っていたが、それが実際に起こったことであるということを聞いて、感慨深いものがあった。 震災があったことで、そこに住みたくないという人がいるのは事実であり、故郷が大切だと思いつつも先のことを考えると、離れた所の方が良いのかもしれないな…。などということをそこに住んでいた人は思っていたのだろうなと思った。 自分が福島の被災した地域に住んでいたとして、明日から家に帰れないなんてことがあれば、自分はどのように感じるのだろうと思った。
- みんながしっかりした志をもっていて、自分の思いを力強く話していたのが印象的だった。 防災についてのプロジェクトを1人で計画している高校生のプレゼンで、「一番に、協力して下さった全ての方々に感謝している」と話していてのは感動した。諦めそうになったといっていたところには、少し親近感を覚えた。
◆研究活動の様子:福島フィールドワーク