Welcome to Radford H.S
【校長メッセージ】Welcome to Radford H.S
1月10日(金)に、ハワイのオアフ島のラドフォード高校から4人の先生と11名の生徒の皆さんが来校しました。
まずはラドフォード高校と本校のつながりについてお話しします。きっかけは2021年のコロナ禍で、本校で英語を教えるハワイ出身の英語ネイティブの教員が、日本の高校生とハワイの高校生がオンラインで交流できないかと考え、大学時代の友人に相談したことに始まります。初めてのオンライン交流時の話題は「コロナ禍でどのように過ごしているか」「消毒をしているか」「マスクをしているか」など、それぞれの国の状況の情報交換でした。それ以降もオンラインプログラムは続いています。そして昨年度、現3年生がSSHプログラムの一環でラドフォード高校を訪問し、対面で交流することができました。今年度はラドフォード高校の先生や生徒の皆さんが本校に来ていただいたことにつながるというわけです。
今回の本校訪問では、筝曲部による文化交流を行ったり、震災関係の事前学習を行ったりしました。さらに本校の生徒と一緒に近隣のシティツアーにも出掛けました。また、日を改めて本校の生徒と一緒にバスで福島県の自治体や震災関連の場所を訪問したり、地元の方々のお話を聞いたりしました。
皆さんは東日本大震災、原子力発電所の事故、福島県の方々の想いなどについて、海外の方に何をどのように伝えることができますでしょうか?震災が起きた14年前、今の高校生たちはおそらく保育園生や幼稚園生の頃だったかと思います。今回のツアーに参加した生徒たちは、記憶もうろ覚えの中、日本で起きたことを自分事として受け止め、かつ、ハワイの高校生に説明するという難しいミッションに取り組みました。今後も、生徒たちには自分たちが住んでいる日本をよく知り、日本の文化・歴史などを発信するとともに、海外の高校生と積極的に交流して、世界の人たちと一緒によりよい社会を築くことにつなげてほしいと思います。