SSH 2024.10.07

漫画会館主催:宇宙兄弟展関連イベント ワークショップ出展

10月6日(日)に、さいたま市立漫画会館主催の「宇宙兄弟展」の関連イベントとして、サイエンスワークショップを実施してきました。

 

さいたま市立漫画会館は、日本近代風刺漫画の祖である北沢楽天(きたざわ らくてん)の晩年の邸宅跡地に、漫画を文化として育てていくことを目的として昭和41(1966)年にできた日本初の漫画に関する美術館です。

 

今回、漫画会館より「宇宙兄弟(小山宙哉さん作)」に関する企画展を行うということで、SSH指定校である本校に依頼があり、関連イベントとして宇宙に関するワークショップを実施させていただくことになりました。本校SSHフィールドワークの1つである「天体観測フィールドワーク」に参加する生徒が、この依頼をうけて実施したものです。当日は「月の満ち欠けはかせになろう!」「天体望遠鏡を作ってみよう!」「月の満ち欠け・スーパームーン解説動画」という3本立てのワークショップを実施しました。本校の天体観測フィールドワークに参加する生徒・教員が講師となり、早稲田大学の博物館支援サークルミュゼさぽのみなさんの協力もいただきながら、参加していただいたみなさんにワークショップを楽しんでいただきました。

 

「月の満ち欠けはかせになろう!」では、参加者に月齢について学習してもらいながら、時刻や方位を組み合わせた月の早見表のような模型を組み立ててもらいました。参加者は小学生が多かったのですが、「新月」「満月」だけでなく「上弦・下弦の月(いわゆる半月)」についてもすでに知っている方が多く、模型製作を通じてさらに月に対する興味を持っていただきました。

「天体望遠鏡を作ってみよう!」では、レンズ2枚と筒で簡易的な天体望遠鏡が作れるということを知ってもらい、実際に凸レンズ(虫眼鏡)を組み合わせて天体望遠鏡を作ってもらいました。簡易的とはいえ倍率5倍程度にはなるため、月をのぞけば模様が確認できるくらいにはなります。参加した小学生の保護者のみなさんにもずいぶん驚いていただき、「家でも作ってみよう」と言ってくれる参加者がたくさん見られました。

「月の満ち欠け・スーパームーン解説動画」では、月が満ち欠けする原理や見た目のサイズが変わる理由、月の模様、スーパームーン・マイクロムーンなどについて説明をしました。ちなみに、直近のスーパームーンは10月17日(木)です。ぜひ観測してみてください。

 

宇宙兄弟の劇中では月面探査などの場面も描かれているため、今回のワークショップと宇宙兄弟を通して、広く科学に興味をもってもらえれば幸いです。講師側の生徒・教員等も楽しみながら説明をすることができ、非常に有意義な体験となりました。

 

 

<参考>

さいたま市立漫画会館:企画漫画展 地球の歩き方セレクション「宇宙兄弟」展 [ 9/14~12/1開催 ]

https://www.city.saitama.lg.jp/004/005/002/003/001/003/p114781.html

(展示の様子)

 

 

<お知らせ>

本ワークショップは、さいたま市青少年宇宙科学館で実施される「宇宙のまち さいたま」フォーラムの関連イベントにも出展する予定があります。令和6年11月17日(日)に「宇宙をのぞいてみよう!」というタイトルで出展します。ぜひお越しください。

さいたま市青少年宇宙科学館:令和6年度「宇宙のまち さいたま」フォーラム [ 11/16~11/17開催 ]

https://www.city.saitama.lg.jp/kagakukan/category/006/p116350.html

※ワークショップは11月17日(日)のみです。

 

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