「ファシリテーター養成講座」を実施しました。
8月20日(火)本校にて、「ファシリテーター養成講座」を実施しました。
この研修は本校が毎年主催して実施しているものであり、「さいたまSTEAMS教育」を実践する市内小学校・中学校の教職員を対象として、各学校で研究開発に取り組んだ教材や学習指導案等を共有する場となっています。
また、さいたま市の理数教育拠点校である本校が、最先端の理数教育の実践を提供することで、各市立学校における「STEAMS TIME」の内容をより深い学びにする目的があります。
今回の研修では、日本科学未来館にご提供いただいた「エネルギーMIX」という対話型ワークショップの教材を活用しました。本校の生徒を対象に実施したこともある内容です。
このワークショップは、「エネルギー問題」を題材に、社会課題に関する科学的データを共有しながら、他者と対話をするという体験を通じて、「データを読む・他者に伝える」「論点考察を行う」「相互理解をする」といった能力の向上を図ることのできるものです。研修に参加した教職員が実際に児童・生徒役として取り組むことで、児童・生徒の目線に合わせた教材研究をすることができました。
特に、ファシリテーター養成講座に参加された小学校・中学校の先生方と大宮北高校の教職員を混ぜてグループを組んだことで、「小学生にはこの資料は注釈を付けないと難しいかも?」「中学生ではこの内容は社会科の授業で習っている。」といった授業展開やデータ分析のさせ方の校種ごとの違いについて議論が盛り上がりました。
今回の内容をそのまま小学校・中学校で実践する場合もあるでしょうし、学び方の手法だけ取り入れながら別のテーマで実践が広がっていく場合もあると思います。
引き続き理数教育拠点校としての役割を全うしていきたいと思います。