北高の様子 2024.08.13

さいたま市模擬国連大会2024へ参加!

さいたま市模擬国連大会2024に参加しました!

 

8月6日(火)~8日(木)の3日間、さいたま市模擬国連大会が開催されました。高校の部は、さいたま市立高等学校・中等教育学校の生徒2~3名で編成された1つのチームが1つの国を担当しました。全部で15チームほどが参加し、さまざまな国の大使になりきって議論を行いました。

本校からは5名の生徒が参加しました。市立学校だけでなく、特別招聘枠として高知県立高知国際中学校高等学校の生徒も参加しており、昼食を一緒に摂りながらお互いの学校について紹介しあうなど、親睦を深めることができました。

 

模擬国連では、主に「スピーチ」と「交渉」を繰り返しながら、立場の違う国同士が話し合いによって少しずつ合意形成をしていきます。これは実際の国連と同じ流れです。

スピーチや交渉は、それぞれが各国の大使になりきって行うことが非常に重要であり、担当する国の歴史や社会的背景、現状、政治的動向など詳細にリサーチしておくことが強く求められます。

 

本校から参加した生徒は、今回の議題である「核軍縮・核不拡散」について、事前の準備を何回も重ねて臨んだため、担当した「イギリス」と「韓国」の大使になりきってスピーチや交渉をすることができていました。

 

他校の生徒の英語力やコミュニケーション力に圧倒される場面もあったようでしたが、本校から参加した生徒はいずれも「楽しかった」「成長できた」と話しており、達成感を得られたようでした。

 

英語という点では、「リスニング力が向上した気がする」「何とか自分の言葉で考えを伝えられた」など手応えを感じていたようでした。一方で、「相手が何と言っているか分からないまま同意してしまったことが悔しい」「来年はもっと楽しめるように英語力を向上させたい」など反省もありました。

 

最終日には、さいたま市長やさいたま市教育長に加え、元国連大使の星野俊哉さんも会場にお見えになり、実際の国連に関わってきた方から模擬国連を実施する意義や世界平和について大変有意義なお話を聞くことができました。「世界のいろいろな国の立場を理解し、それぞれの主張を尊重しつつも折り合いをつけられるポイントを探していくことが重要」「片方の視点からでは気づかないことに気づくことができる」「こういう経験をした人が世界で活躍をしていく」など、キャリア教育としても大変重要な話に、生徒は真剣に聞き入っていました。

 

生徒引率・議場見学として参加した教員もいますので、今回のさいたま市模擬国連大会での学びを、授業などを通じて今後多くの生徒に広めていきたいと思います。

 

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