SSH台湾サイエンス研修をおこないました
3月10日~3月12日、理数科1年1組40名の生徒は台湾サイエンス研修に行ってきました。
3月10日(日)
早朝、羽田空港に集合、その後、出国手続きを済ませ台湾に向けて出発。約4時間のフライトの後、台北松山空港に到着。松山空港では、昨年12月「さくらサイエンスプラン」で訪日した台北市立松山高級中学校(以下松山高校)10名の生徒たちの出迎えを受けました。その後、グループに分かれ台北郊外にある淡水方面をフィールドにしたシティーツアーに出発。初めは慣れない台北の地下鉄MRTに不安な表情を浮かべる生徒もいましたが松山高校の生徒たちのきめ細やかなガイドのおかげですぐに落ち着きを取り戻すことができました。そして、淡水では地元の人々が集まる食堂で昼食を食べ、台湾で今話題になっている台湾スイーツのお店や雑貨店、そして、歴史的な建造物などを見学しました。また、夜は地元の人々が集う夜市に行き、熱気あふれる台湾の人々と夕食を共にしました。夜市では見たこともない地元の料理に戸惑う生徒もいましたが食べてみるとおいしく笑顔をこぼす姿を見ることができました。通常の海外旅行では決して体験できないとてもエキサイティングな一日となりました。
3月11日(月)
研修二日目、台北市内の松山高校を訪問。この研修のメインプログラムとなる松山高校の生徒と「STEMプログラム」をおこないました。今回は与えられた条件のもと、よりたくさんの重りを乗せることができる紙の橋を作ることをテーマにプログラムが進められました。プログラム中は各グループとも英語でコミュニケーションを取りながら、よりよいものを制作するために活発に活動する姿を見ることができました。そして、最後は各グループが制作した橋を持ち寄り、橋の強度を競いあうゲームを行いました。このプログラムを通じて参加した生徒たちの間には国を超えた友情を築くことができました。
プログラム終了後、松山高校の生徒たちとナイトツアーに出かけました。松山高校との交流はたった2日間の短い時間でしたが両国の生徒にはかけがえのない絆を築くことができました。
3月12日(火)
台湾研修最終日、台湾でも最難関大学の一つに挙げられる国立台湾科学技術大学と国立台湾大学を訪問。訪問先では台湾科学技術大学に留学した本校卒業生と地元の大学生がガイドを務め施設見学などをおこないました。また、見学の途中、生徒は海外大学に留学するメリットや具体的な進学方法など詳細な情報を聞くこともできました。そして、昼食は地元の学生が集う火鍋屋に行きました。そこでは英語が全く通じない環境の中、台湾の食文化を堪能することができました。
2泊3日の短い海外研修でしたが、現地の交通機関を積極的に利用、さらに現地の高校生や大学生と終日行動を共にすることで、異なる文化を持つ人々とコミュニケーションを取り、協調していくことの大切さを学ぶことができました。また、この研修を通してグローバルに対する興味関心を強く高めることもできました。